1年ゼミ 秋第8回

こんにちは。今週のブログ担当は最近体調がイマイチな鈴木です。一段と寒さが増してきたせいでしょうか…

さて、今週の一年ゼミは前回に引き続き「語りの読み解き方」でした。その中でも今回は”場所のアイデンティティ”というものについて深く掘り下げました。

“場所のアイデンティティ”とは、その場所にある①物質的要素、②人間の活動、人間の意図や経験によって生まれる③意味の3つの要素で構成される、場所を捉えるための概念です。かなり専門的で難しい内容でしたが、内藤先生が私たちが納得するまで説明してくださりました。

このゼミでは、普段生活している中で実際に目にしたり体験したりすることができないテーマを学習することが多いので、毎回新鮮な気持ちで新しい知識を得ている気がします。

学期末レポート作成の際には、学んだ内容を活かせるよう、しっかりと自分の中に知識を蓄えていきたいです。

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二年ゼミ(秋学期)第八回

第八回のブログを担当する白浜班の三ツ橋です。

 

今回の授業では、初めに、平野啓一郎さんの『私とは何かーー「個人」から「分人」へ』の2グループに分かれて意見交換を行いました。多くの人がこの本の「分人」という考えに共感していました。それも、平野啓一郎さんはこの本の中で、誰もが考えたことのある対人関係や本当の自分に関するふわふわとした疑問を明確に言語化されていたからだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、これから書く小説に登場させるであろう人物を「分人」化させました。

この作業が難しかった。ゼミ生一人一人が登場人物を、ものに向かっているとき、人に向かっているとき、様々な角度から見つめなおし、細分化しました。そうすることで、今まで見えてこなかったその人の機微が見えてきました。

次回は伊藤豊さんによる特別講義です。小説の書き方について学びます。

1年ゼミ 秋第7回

1か月振りに記事を担当します松本です。

1年生は4人しかいないため、毎月ブログ担当が回ってくるという事態が起こっています。(3か月に一度だったころが懐かしいですね。)

「気を取り直して4人で頑張っていこう!」と意気込んで教室に向かうと、、、!?。なんと2人が体調不良、3人授業になってしまいました。

もはやそこらへんのベンチでも授業できそうな、、、

授業の内容は、「語りの読み解き方」。コンタクト、コンテキスト、コードの3つに分けて勉強しました。コンタクトとは、「接触の仕方で体験が異なるというもの」。単行本か新聞か文庫本あるいは電子書籍など、媒体の種類が異なる場合や、映画を家で見るか映画館で見るかなどの、場所の違いによって、受け取り方が変わってくるということを指します。コンテキストとは、「読者や作品が置かれている環境」。田舎では生活必需品である車も、都会では電車があるため必ずしも必要ではない、といったようなことです。コードとは、「1つの言葉がどのように解釈されるか」。情報コミュニケーション学部を情コミと略して理解できる人、わからない人では解釈の仕方が異なるということのようです。難しいですね(^-^;

一方で期末レポートの詳細が発表され、締め切りは1月24日とのこと。

ゴールが見えてモチベーションが上がっていきそうです(^^)/~~~

 

二年ゼミ(秋学期)第七回

こんにちは!第七回のブログを担当します、千倉班の蓮池です!

 

今回から、いよいよ物語の構想に取り掛かります。まずは先日のインタビューを振り返りながら、班のメンバーと意見を交わしました。同じ方について話していても、班員それぞれが違った印象を抱いていたりします。人の性格に対する捉え方が異なっていたり、その人だからこそできる言葉選びがあったりと、表現のしかたは人によって変わるので、新たな発見のある話し合いでした。

 

 

また、自分が物語を書く際にどんな要素を盛り込みたいかを見取り図に書き起こす作業も行いました。対象者の方の人生の中で、自分が大事だと思ったのはいつのどんなことだったのかを整理することで、今後物語にしやすいのではないかと思います。

 

ほかの人がどう考えたのかを聞くことで、自分にはなかったアイディアや書き方を知り、違った構想を思いつくヒントにもなります。意見交換や発表の場が多いゼミなので、ゼミ生同士協力して高めあっていければと思います!

 

人生を題材にした物語はもう既にたくさんありますが、その多くが「31の機能」を持った形態に当てはまるとした、ウラジーミル・プロップの物語学についても勉強しました。既存の枠にはまるということは、多くの人に受け入れられやすいということかもしれません。しかし、せっかく素敵なお話を聞く機会をいただいたので、ありきたりな物語ではなく、独創的な物語が書けるように取り組んでいきたいです。

 

今回も内容が盛りだくさんのゼミでした!次回も楽しみです!

では!

 

二年ゼミ(秋学期) 第6回

こんにちは!第6回のブログを担当いたします、富浦班の高橋です!

学祭期間を終え、最初の授業だったこの日は、みんな学祭疲れ、旅行疲れでいつもより覇気がなかったように感じられました笑

しかし、みんなが疲れていても変わらず進むでいくのがこの南房総ゼミ!

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今回の授業は、物語を書くにあたっての相手にインタビューをした際に自分がどういう感情を持ち、それをどう反映させれるか。また、インタビュー対象者の人生をどう比喩できるのかということを学びました。春学期からのメンバーは、前回もやったことでしたが、秋学期からのメンバーは初めてのことに教室がしばらくザワザワしていました笑

しかし、その比喩表現したものをみんなの前で発表した時に、初めてとは思えないほどみんなとても良い表現で、私は正直焦りました。それと同時に、今回も頑張ろうという闘志のようなものが燃えました笑

では、次回授業も頑張っていきたいと思います!

合宿振り返り 白浜班

時間が過ぎるのは早いもので、ゼミ合宿から、もう1週間以上たってしまいました。しかし、そこで過ごした貴重な体験は、記憶に新しいです。

それでは、南房総で撮った写真と共に、われら白浜班の行程を振り返っていきましょう。

一日目、場所は野島崎灯台。御覧の通り、あいにくの悪天候のため、灯台に上ることはできませんでした。が、野島崎灯台の周囲には、源頼朝が身を隠したと言われる「伝説の岩屋」や遥か南のアフリカ大陸から運ばれてきた一枚岩など、好奇心を刺激するものがたくさんありました。

その後、千倉班のインタビュー対象者、込山さんが経営するsand cafeにも立ち寄りました。自家製ジンジャーエールとても美味しかったです。

そして、いよいよ、ムファウメ薫さんとのインタビューです。とても緊張したことを覚えています。店に入ると、やさしい木材の香りと共に、ムファウメさんが快く出迎えてくれました。インタビューを通して、ムファウメさんの温かい人柄や前向きな人生観に触れることができました。

二日目、まずは、ムファウメさんゆかりの地である安房神社に向かいました。神秘的な力を感じたかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

他の班よりも早めに昼食を済ませ、千倉海岸へ向かいました。そこで、インタビュー対象者でプロサーファーの伊藤健一さんと一緒にサーフィン体験をしました。台風の影響で中止の可能性があったんですが、海に入ることができて本当によかったです。その後のインタビューでも、サーフィンを体験したおかげで、分かり合えることもありました。

この2日間、貴重な時間を過ごすことができたと思います。このような機会を提供していただいた南房総の地とそこで暮らす温かな人たちに改めて感謝を申し上げたいと思います。さらに、渾身の作品を書き上げることこそが最大の恩返しになると信じています。

館山班 振り返り

私たちは10月27日から1泊2日で南房総へ合宿に行ってきました!

合宿が終わって1週間以上経ちましたが、やっと文字起こしがおわってほっとしています…

今回は合宿の振り返りをしていこうと思います!ちなみに担当は金沢です(笑)

 

館山班は1日目には南無谷海岸、原岡桟橋、大房岬公園へ周辺調査へ行き、その後陶芸家の西山光太さんにインタビューを行いました。

これは原岡桟橋です。曇っていて残念ですね~。普段なら富士山が見えるそうなのでまた見に行きたいです!

この写真は大房公園で撮ったものです。トトロに出てきそうな大きな木で、ジブリ好きにはたまらなかったです(笑)春になると桜が咲いて絶好のお花見スポットになるそうです!お花見客も全然訪れない穴場だと市役所の岡本さんに教えていただきました!ぜひまた行きたいです!

いよいよ西山さんにインタビューです。

陶芸家の方は気難しい人が多いのではと勝手に想像していましたが、全くそんなことはなく、西山さんは物腰柔らかな方だったので私たちも落ち着いてインタビューをすることができました。どんなに暇な時間があっても陶芸をしていたいというお話を聞いて、どれほど西山さんが陶芸にのめりこんでいるかが伝わりました。また、お子さんのことや意外な過去のお話も聞けて、3時間のインタビューがあっという間に終わってしまうほど楽しい時間を過ごせました。

これは西山さんの作品の一部です。こんなおしゃれなものが置ける家にいつか住みたい…と思う館山班でした…

夜の懇親会では、このゼミ合宿でお世話になった方々をお呼びしてバーベキューをしました。たくさんの方とお話することができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

2日目は、漆原秀さんにインタビューをした後、サンドカフェ、赤山地下壕、大福寺、枇杷倶楽部へ周辺調査に行きました!

ミナトバラックスでインタビューを行ったのですが、内装が本当におしゃれで、漆原さんのセンスが光っているなととても感じました。10月31日に近かったのでハロウィン仕様になっています(笑)途中で仮装した子供たちにも会うことができました。私たちが抱いていた漆原さんのイメージと全く異なる意外な顔をインタビューで発見することができたので、それをなんとかして物語に描いていけたらと思います!

念願のトゥクトゥクに乗せていただきました!風を切って眺める南房総の海は格別でした…欲しい…

これは周辺調査で行った大福寺からの眺めです。もう少しで日の入りが見えたのに…惜しい!でも、終始この景色に感動していました。

最後にお世話になった市役所の岡本さんとパシャリ。びわソフトごちそうさまでした!

今回の合宿は私にとって今まで味わったことのない経験となりました。インタビュー対象者の方々のお話を聞いて、何かに熱中している人って本当にキラキラしていてかっこいいなと感じました。また、ゼミ生同士でもたくさん話をして、自分にはない考えを持っている仲間にとても刺激を受けました。本当に有意義な時間を過ごすことができたなと思います。

この合宿がスムーズに進むようにサポートしてくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。物語の執筆頑張ります!

合宿振り返り 千倉班

ゼミ合宿が終わって一週間以上経ちました。

各班、文字起こしに追われる学園祭休みかと思います…。

千倉班は先日文字起こしに一区切りついたのでここで合宿の振り返りをしようと思います。

一日目の行程は、小松寺、海岸美術館、千倉海岸、そしてインタビューでした。

小松寺の副住職は猫のたまちゃんです。私たちが行ったときはお守りの上でお昼寝をしていました。副住職も大変なのですね…(笑)

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緑の中に聳え立つ海岸美術館はインタビュー対象者である込山さんの思い出の場所。現在は閉館しており、中に入ることができず非常に残念でしたが、なんとか外観だけでも…!!と近くまで。美術館の隣には浅井慎平さんの別荘がありました。

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千倉海岸は前日の悪天により、波がだいぶ大きく、サーファーたちにとって乗りづらい波でした。でも、晴れているうちに千倉海岸を見ることができてよかったなと思います。少々荒れた波に乗ろうとするサーファーを見て自分も海に入りたくなってしまいました(笑)

そして、調査のあとは込山さんにインタビュー。込山さんが淹れてくれたホットこコーヒーを飲みながら気が付けば3時間のインタビューでしたが、あっという間に時間が過ぎてしまっていました。込山さんの人生観や、自分の好きなものに没頭する姿勢、理想の年の取り方…たくさんのお話を聞かせていただいたので、楽しい3時間でした。また、込山さんに流れている穏やかな雰囲気に引き込まれ、取材中に「南房総のドン」と呼ばれている理由が分かったような気がします。

秋ゼミ7

込山さんが経営しているサンドカフェe7a78be382bce3839fefbc92.jpg

2日目は丸一日調査でした。

道の駅の潮風王国へ行き、サンドカフェの姉妹店である散歩カフェも見ました。潮風を感じながら市役所の方に買っていただいた鯨コロッケを食べるという優雅な時間を過ごしました。

サンドカフェで働いていた方のカフェに足を運び、アイスカフェラテを頂きました。落ち着いた雰囲気の店内には焼き立てのパンの香りが充満していて幸せな気分でした。オルネカフェには今回のインタビュー対象者である西山さんと志村さんの作った陶器が飾られていました。

秋ゼミ3

野島崎灯台に登り、白浜の海を存分に堪能した後は、館山の渚駅へ。そのあとは日の入りを逃すまいと即座に原岡桟橋へ向かいました。

原岡桟橋には一眼を構えた方が大勢いて、日の入りの瞬間を待ち続けていました。私たちは桟橋の先端まで歩いて景色をずっと見ていました。ちなみに、たまに高い波が来ると桟橋の床の隙間から波が迫ってきます。歩くときはかなりスリルがありました(笑)

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春と秋ではまた違う雰囲気を感じられ、南房総のいいところを知れてよかったと思います。2日間を通して五感で感じた南房総を、インタビュー対象者の方の人生を詰め込んだ物語を書けるように頑張ります!

2日間お世話になった市役所の方々、インタビュー対象者の方々、ゼミ合宿に協力いただいたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

南房総合宿 富浦班

南房総ゼミは10/27.28にかけて南房総でゼミ合宿に行ってきました!

今回のブログはそれについて書きたいと思います。

私たちの班は英語教師の花輪さん、陶芸家の志村さんに取材をするとともに富浦地域について調査してきました!53A98325-FD6F-4FC0-BB11-466A4D8BA5C5

花輪さんはとても元気な方で私たちもすごく取材のしやすい環境でした。明るい雰囲気とは裏腹に花輪さんには苦い思い出もありました。そこを惜しみなく話してくれた花輪さんには感謝の気持ちでいっぱいです。取材を無駄にしないような物語を書きたいと思います。

懇親会にもご家族で来ていただきありがとうございました。

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2日目は志村さんに取材をしました。志村さんはとても穏和な方でこの日も取材はとてもスムーズに進みました(自分ではそう思っている)。

取材のはじめ、志村さんは私の目にはとてもおっとりした方に移りましたが、話を聞いているうちに、志村さんは芯がすごく強い方なのだと感じました。そこを物語で表現していきたいです。ご協力ありがとうございました。

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取材の合間には地域調査をしました。個人的に富浦はものすごくポテンシャルを秘めている場所だと感じました。あまり人には知られていない魅力が詰まっていました。BFE943C0-22BF-47E9-8C69-AE604931F62D

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富浦地域以外の場所にも足を運んで散策しましたがどこも綺麗な景色ばかりでした。

懇親会ではゼミ生、ゲストの方々、南房総市役所の方々、取材対象の方々が参加しました。5CC90800-799F-48CF-B589-3B1D6A4F52D7

地域の方々と交流できたのはもちろんゼミ生同士の絆も生むことができました。

今回の合宿は自分たちにとってとても実りのあるものになったと思います。春からいた人たちは春からの成長を感じられた合宿であったと思うし、秋からの人にも新鮮な体験だったのではないかと思います。

南房総の感触を余すことなく物語に乗せていきたいです。