一年ゼミ 秋 第13回

あけましておめでとうございます!2019年、最初のブログを担当するラッキーガール(?)は根岸です!

みなさま、年末年始はどのようにお過ごしでしたか?私はこたつでみかん片手に紅白…ではなくゼミの宿題に取り組んでいました。たとえ年末年始でも容赦がないのがこのゼミだと改めて実感しました(笑)

さて、今回はこのように苦労して仕上げた学期末論文の草稿(下書き)をゼミ員で相互批評しました。私自身、前期の論文と比べてかなり迷走している感じがあったので、いろんな意見をもらえてとても助かりましたし、他の人の論文を見て、自分になかった見方を知ることができて刺激になりました。今回もらったアドバイスを活かして論文を改善していきたいと思います。

次回がなんと!1年ゼミ最終回です!あっという間ですね…。集大成として良い論文が書けるように頑張ります。

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一年ゼミ 秋 第12回

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2018年最後のゼミのブログを担当します、一年ゼミの鈴木です。

今回の授業では、前回の脱構築の理解をさらに深めるために、映画「砂の女」の分析をしました。内藤先生の論文も参考にしつつ、「ゆれる」の時と同様に、二律背反の事柄がなし崩しになるような展開がみられるのか、注意深く分析しました。

「砂の女」に関しては、「ゆれる」よりも脱構築がはっきりと現れており、全員が納得して、『この物語は脱構築されている』という結論を出しました。このような作品分析の仕方を学ぶと、これから自分が小説を読んだり映画を鑑賞するときに、対立項があるのか、それらが脱構築される展開なのか、ということにも注目しながら作品をさらに興味深く読んだり観たりすることができそうです。

また、今回は学期末論文のアウトラインの相互批評もしました。秋学期は、春学期のテーマよりもさらにパワーアップして、作品と土地との関係を分析していきます。春学期の苦労を活かして、納得のいく論文に近づけるように進めていくつもりです。

1年ゼミ 秋第11回

ブログの更新を止めていたのが自分だったと分かり、驚きました。(すみません、、、)松本です。

今回(12/13)は「脱構築」という考え方について勉強しました。「脱構築」というのはユダヤ系フランス人の哲学者、ジャック・デリダにより提唱された論理的手法を指します。授業プリントによると、「相反される事象の中に互いの要素が含まれていることを喝破する論理的手法」とのこと。難しいですね(^-^;

今回も2006年公開作品『ゆれる』を分析しました。主な議題は、作品が進むにつれて東京と山梨の関係性が変化するのか、というもの。

東京が現在を表すものが多いのに対し、山梨には過去を連想させるものが多い。しかしこの関係性は終盤になるにつれ、変化していきます。(画像の右半分が前半、左半分が後半)このように二律背反を成していたものが崩れることを「脱構築」といいます。授業で学習しなければこんな新しい見方はできないですね(笑)。

次回は『砂の女』(1964)を分析します。こちらも楽しみです!