2年ゼミ第7回(2019年度4期生)

はじめまして。
第7回目のゼミのブログを担当させていただきます、館山班の岩上京香です。

まずは合宿お疲れ様でした!お世話になった南房総の皆様、本当にありがとうございました。

今日は合宿を終えてからはじめてのゼミでした。疲れが残っているからか、合宿を無事終えた安心感からか、いつもよりゆったりとした雰囲気だったのは気のせいでしょうか。

今回はまず、インタビュー記事と物語(フィクションや小説)の違いについて確認しました。さらに、これから本格的に執筆に入っていくにあたり、「物語とは何か」という根本的な問いについての考えを深めました。

インタビュー記事と物語の違いについては、映画監督の是枝裕和さんのインタビュー記事「ぼくはなぜ物語を書くのか」を参考に学びました。

インタビュー記事というものは、インタビュー対象者の言葉に忠実で、表現媒体の中でも客観的なほうだとほとんどの人が考えます。
しかし、インタビュー記事は「私から見たあなた」しか描けないという点において、実は主観的な表現方法のようです。
一方、フィクションは登場人物である「私」の内面や神の視点からの世界を描くことができます。インタビュー記事は「私」が「あなた」になることはありませんが、フィクションは「私」が「あなた」になることができます。その意味で、フィクションには客観的な面があるようです。

逆説的な内容だったので新鮮ー!!と思いましたが、複雑でとても難しかったです。主観と客観という言葉をどういう意味で用いているのかがよく分かりませんでした。誰の口から語らせるかに重きを置いているのでしょうか…?でもとにかく、一人称や三人称で語る方法が、何か特別だということは頭に留めておきたいと思います。

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その後は、物語とは何かについて考えました。物語を一言で言うと?という課題が出され、班ごとに発表しました。

物語を定義から捉え直すのは意外と難しかったです。例えば、私たちの「人生」を物語と喩えても違和感ありません。そのように辞書的な意味だけでなく、広い意味での物語もきちんと含むように言葉を考えるのは、物語の本質について考えている感じがしました。
物語とは「始まりと終わりがあり、出来事の推移が語られる」ものだと確認し、なるほどと思いました。

最後に、物語が私たちに与える影響について学びました。これが一番興味深かったです。
私たちは多かれ少なかれ、今まで触れてきた物語を人生のモデルとして参照し、しばしばそれに囚われるという話です。

仲間とともに努力して、最終的に勝利を掴むという少年ジャンプの型、ごく普通の人がふとしたきっかけで夢のような幸せを手に入れるというシンデレラストーリーなど、物語には王道の型が存在します。それが形を変え、繰り返し繰り返し語られ、私たちに刷り込まれる。そしてその型に沿った人生こそが正解だと思ってしまう、ということです。

しかし、今の社会状況はそうしたモデルを叶えやすいとは決して言えません。王道の型と同じような展開が自分にも訪れることを信じ続けている誰かに対して、違う形の幸せもあることを提示してくれる物語が、必要なのではないかという先生の話に感動しました。

展開の華やかさはフィクションの醍醐味の1つでもあると思いますが、それが薄くなっても、読み物としての魅力を保てるような工夫をどのようにすればよいかが難しそうですが、「違う形の幸せ」を提示できる物語が自分なりに書けたら良いなと思いました。

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2年ゼミ第6回 (2019年度4期生)

こんにちは!第6目のブログを書かせていただきます富浦班の澤田です。

今回は合宿前最後の授業ということで最終確認とインタビューの練習をしました。

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二日間のタイムスケジュールなどを確認していよいよ合宿が目の前に迫ってきているんだなという実感がひしひしとわいてきました。合宿前最後ということでとめどもなく話し続ける先生の話を聞いてメモを取るみんなの顔はいつにもまして真剣です。

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そして授業の後半ではあらかじ各自が作成した人生年表をもとに、インタビュー対象者の方(先生)、インタビューをする側(生徒)に分かれて本番をイメージしたシミュレーションを行いました。初めてのインタビューに戸惑う班、和気あいあいと話を引き出していく班など様々な様子が見られました。

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最後には先生からアドバイスをいただき、本番のインタビューに向けて備えました。どのようにして「その人自身」のことを引き出すのか、その質問をぶつける「理由」、「抽象→具体→抽象」の順番でキャッチボールをすることの大切さなどを学ぶことができました先生のアドバイスをもとに本番も頑張りたいと思います。

緊張とともにものすごく楽しみです!

2年ゼミ第5回 (2019年度4期生)

 初めまして。今週のブログ担当の富浦班、豊田です。

 第5回のゼミでは、館山市ライターの東洋平さんによる特別授業が行われました。ここで簡単に東さんのプロフィールを紹介させて頂きます。

千葉県千葉市育ちの34歳。2011年に上智大学大学院哲学研究科を卒業後、そのまま南房総へ移住。同年、フリーペーパーやイベント制作、館山市観光協会でライターの仕事に就く。2012年からは、農業法人やWEB関係の会社でライティングを担当し、2015年には、フリーランスとして独立する。現在は、南房総の住民ほぼ全員に読まれているとされる、地元日刊紙「房日新聞」のライター、AWANO体験プランナー、無印良品ローカルニッポン、北条海岸BEACHマーケットの企画を担当するなど、様々な分野でご活躍されています。

そんな東さんから、ライターと作家の違いや、物語を書くための取材のイメージなど、「取材」とはなにか、「物語」を書くとはどのようなことなのか、を丁寧に説明していただきました。

 

講義の中盤、東さんを取材対象者として、実際に取材体験を行いました。私は同じ班の澤田さんと初めてインタビューに挑戦しましたが、正直、何を話していいか分からず、緊張してしまい、間ができてしまいました。東さん曰く、この「間」をどうするかが重要になってくるそうです。取材の初めとなるアイスブレイクを事前に考えたり、取材者が自分の知らない分野のことを話し始めたとき、どう切り返していくのか、下調べが本当に大切なんだなと感じました。本番前に、事前にインタビューを練習できて本当によかったなと思いました。

 

また、取材とは一方的に話を聞くだけではなく、最後に対象者から、「もう少し話したいなあ、仲良くなりたいなあ」と思ってもらえるような「他者理解」の取材の形が理想だそうです。自分が知らなかった取材の方法や進め方をたくさん東さんから吸収することができ、とても有意義な時間でした。

いよいよ来週は合宿前最後の授業になりますが、今回の講義の内容を活かして、インタビューに向けてしっかり下調べをして、気を引き締めて臨みたいと思います!それではまた!

2年ゼミ第4回 (2019年度4期生)

こんにちは!

第4回目のブログ担当をさせていただきます、千倉班の茂木です。南房総ゼミでの初めてのブログを書く作業にまだ緊張していますが、これからどうぞよろしくお願いします…!

4月から始動した2019年度春学期の南房総ゼミも今回で4回目ということで、6月1,2日に行われる合宿に向けて着々と準備を進めている段階です。

今回の授業では、前半は先週に引き続きインタビュー対象者の方々の調査発表を行いました。対象者の方に答えていただいたアンケートをもとに、そこからどのようなインタビューが出来るかを考えるとても有意義な時間となりました。

 

そして、後半は実際に行うインタビューの練習として、私たちゼミ生がペアを作りお互いの将来についてインタビューをしそこからどのような感情を抱いたのか考える、ということを行いました。いざ相手を前にすると、何から聞いたら良いのか、何を聞けば相手の内面を引き出せるのかということを瞬時に判断するということの難しさに気が付きました。

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次回の授業では東さんをお招きして特別講義をしていただくので、来月の合宿にむけて、インタビューの仕方についてみっちり勉強したいなと思います!!

お読みいただきありがとうございました。それではまた!

2年ゼミ第3回 (2019年度4期生)

ゼミホームページをご覧の皆さん、こんにちは!今回のブログは千倉班の根岸が担当します。前回のブログ担当者・松本と同じく前年度一年ゼミに所属していたので、久しぶりのブログ投稿です。今年度もよろしくお願いします!

 

今回のゼミは6月1日、2日に開催される合宿の事務連絡からスタート。合宿のタイムテーブルなどを確認しました。このような連絡を聞くと合宿がもう少しでやってくるんだなという実感がだんだん湧いてきます(笑)

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そして次に、一人一人がインタビューをさせていただくインタビュー対象者の方と、対象者の方がお住まいの南房総市の地区について調査した結果を発表しました。

南房総市は、七つの町村が平成の大合併によって一つになった市なので、地域ごとに色々な特色を持っていることが発表を見て改めてよくわかりました。

インタビュー対象者の方々の調査発表では、自分の担当以外の対象者の方がどのような方かも知ることができました。また、私は対象者の方の情報をたくさん得ることができなかったのですが、そのような場合でも対象者の方のことをより深く知ろうとすることはできる、ということを教えていただきました。(例えば、対象者の方が住んでいたところを調べてみるとか、影響を受けた音楽を聴いてみるとかです。)

また、インタビュー対象者の方にどのような質問をするかということもみんなで意見を出し合いました。自分では思いつかないようなアイデアもあったので刺激になりました!

これから、みんなに刺激を受けながら良いインタビューができるように準備を進めていければなと思います。インタビューは得意とは言えませんが、本番で焦らないように頑張ります、、、!

お読みいただきありがとうございました。では!

 

 

 

2年ゼミ第1・2回 (2019年度4期生) 

 2019年度最初のブログは白浜班の松本が担当させていただきます。昨年のブログを読んでくださっていた方はお久しぶりです。初回授業だった前回はブログがお休みだったので2週にわたってご報告させていただきますね。

 初回授業の報告の前に「南房総ゼミ」についてご説明します。当ゼミ「土地と記憶の物語学」通称南房総ゼミでは、千葉県南房総市で生まれ育った方(ネイティブ)や二拠点生活あるいは移住してきた方(マレビト)に、その方の人生についてのインタビューを行います。そのインタビュー結果を踏まえて物語を創作します。物語の執筆を通じて、対象者の方ご自身でさえも自覚していなかった土地との関わりを知ることができます。これらの活動の中で、私たちの生活と土地の記憶の関係を学ぶことが当ゼミの目的になります。

 それでは本題に入ります。初回はゼミ生の自己紹介やスケジュールの確認、対象者の方々の紹介などのオリエンテーションでした。対象者の方は「白浜」「館山」「千倉」「冨浦」の4地区からご協力いただき、合宿当日にインタビューさせていただきます。また、3期生の先輩方の作品を次週までに読んでくることが初回の課題でした。初回から課題があるあたり、さすがMBゼミです(^_^;)

 第2回の授業では昨年度のゼミ生、田中さんにゲストとして来ていただきました。インタビューや執筆時に注意することやこだわりなど貴重なお話をお聞かせくださいました。昨年のゼミでインタビューに同行した時に感じたことと、実際に執筆のことを考えたインタビューでは全く異なる観点があることを知り、とても参考になりました。他にも担当地区の発表や役割分担なども終了し、やっとゼミらしくなってきたように感じます。次回は担当地区、対象者の方の調査発表です。よい発表ができるよう、GWを使ってしっかり準備をしようと思います。ではまた(/・ω・)/~~

二年ゼミ 秋 最終回

こんにちは!

秋学期最後のブログ担当は小野寺です。最後のブログを書くことができてとても光栄です…。

およそ半年前から頑張ってきたこの南房総ゼミでの活動もついに完結です。南房総のこと、対象者の方のことをとことん調べ、実際に合宿へ行き、インタビューさせてもらったのがもう遠い昔のような気がします。

今日、やっと本が完成しました!

その前に、13回目の授業と14回目の授業の振り返りをしたいと思います。ブログ更新が滞ってしまっていて申し訳ございません。

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13回目の授業では、それぞれの作品をお互いに読みあい、批評・感想を述べあいました。私はこの時、ラストから2回目の授業にして、いったん書き上げた物語を白紙に戻したばかりで、精神的に追い詰められてはいたものの、なんとか授業に出ました。しかし、みんなの完成度の高さにさらに精神的にやられてしまいました。あの時の感情は忘れられません(笑)。

14回目のラストの授業は、私は欠席しましたが、お互いの作品を読みあい、感想を述べあうとともに、南房総ゼミを通して感じたことの意見交換もしたそうです。悔しかったのが、内藤先生からの美味しいお土産をいただきながら行った授業だったそうです。私もカタラーナ食べたかったです。

授業をすべて終えてからも、物語の修正を重ね、内藤先生からのチェックを何度も受け、無事作品が出来上がりました。ゼミ生一同、春休みに入ってからも、常に頭の片隅には南房総ゼミのことを考えている日々を送っていました。

完成した作品は、編集担当のゼミ生が校正し、物語集用に編集してくれました。編集は最も過酷な作業であります。編集担当のみんなに感謝です。

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二日間に渡る製本作業は、時には黙って集中し、時には和気あいあいと楽しくできました。南房総ゼミは仲が良いのもいいところです。過酷だからこその団結力はほかのゼミと違います。

こうしてできあがったのがこちら、『潮風と夕焼け』です。

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私は春学期も南房総ゼミでしたが、やはり本が完成したときの感動は二回目でもぐっときます。

本が無事完成したのも、南房総ゼミに協力して下さった方々のおかげです。対象者の皆様、南房総市役所の皆様、南房総の地元の方々…たくさんのお力添え、本当にありがとうございました。

南房総ゼミの活動は今後の人生において、とても意味のある、有意義な経験だと思っております。

ここまで指導して下さった内藤先生にも感謝しています。

できあがった本を早くご協力してくださった皆様に読んでいただきたいです。

私も今から、同志の作品を読んでいきたいと思います。

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