初めまして。第9回ブログを担当させて頂きます。白浜班の土屋七海です。
第9回のゼミでは特別講師の伊藤豊さんから、合宿、取材を経て物語を創作するまでに意識したいことについて教えて頂きました。
伊藤さんは音楽プロデューサーやサウンドデザイナー、執筆活動、イベントの企画運営などで活躍されている方です。
雑誌「SWITCH」の連載、「歌はどこだ」で、対象者の方にインタビューをし、それをもとに音楽家の方と写真家の方と3人で旅をし、そこで音楽家の方が見たことや思ってことを想像し、記事を執筆する活動をしていました。
それは、私たちのゼミ活動にも通ずるところがあり、これから物語を創作する上で大切になることを沢山教えて頂きました。
まず、伊藤さんが雑誌のインタビュー中やそれをもとに旅に行き、執筆をしたことについて詳しくお話を伺いました。
度をする中で、対象者の芯となるものや、対象者自身が実はこういう人ではないか、ということを発見し、ひとつの物語を作っていく過程を聞き、私は、自身の対象者の方がどのような人なのか、その方にとって南房総はどのような存在なのか、今一度見つめ直し、深く掘り下げたいと思いました。
そのあと、伊藤さんが課題で制作した物語に対して、ゼミ生が1人ずつアドバイス。頂きました。
「サンクスペテルブルク」という音楽を聴いて、そのタイトルと音楽のイメージから物語を作る、という課題はとても難しく、どのようなコメントを頂けるのかとてもドキドキしました。
アドバイスの中で、時系列が混乱しないように書くこと、特に時代物などは調べずに当てずっぽうで書いてはいけないこと、目線や視点となる人称を変える時は、その気持ちが誰のものなのか、誰がわかることなのかに注意して書くこと、など、物語を書く上で注意すべきことを沢山教えて頂きました。
最後に、今回の課題を通して、これから物語を創作する上で意識して欲しいことを教えて頂きました。
物語が、対象者の方から得られたアイディアやその方のイメージ、南房総からあまりにも飛躍してしまうと、ただの自分語りな小説になってしまい、逆に対象者に近すぎると自分の物語ではなく、ただの伝記になってしまう、と伺い、物語を書くということが、改めてとても難しいことだと思いました。
私はあまり想像力やアイディアが浮かばず、今回の課題もかなり苦戦したので、気合を入れて、物語創作に取り組みたいと、改めて気を引き締めました。
物語を書く上で大切なことや、真髄となることを沢山教えて頂き、本当にありがとうございました。頑張ります。
また、南房総市役所の根形様から、琵琶を送って頂きました。事務室の方にもおすそ分けをし、みんなで分け合いっこをしました。
とても大きくて、甘くて、みずみずしてくて美味しかったです。また、琵琶を食べることができて大変嬉しかったです。
根形様、とても美味しい琵琶を本当にありがとうございました!
お読み頂きありがとうございました。それでは、また。